⓵ 地域の特徴を生かしたり、特産物を作ったりして収入を増やす。
② 子供たちが、地域を誇りに思えるように地域おこしを支援する。
今住んでいる地域で、何かが始まっている、動いている。そんなワクワク感を地域の皆さんと味わいたい。
産業を基盤にしたものや、歴史・文化財、自然環境を生かしたアウトドア活動等、地域をもう一度見直せば、宝物の山のはずです。
富野地域でいえば、民家がまばらで、山あり川あり田んぼありとしか見えませんが、よくよく調べてみれば様々な特色があることが分かってきます。
例えば山。なんの変哲もない低い山々が連なっています。これは、素晴らしい条件です。高低差が少ない安全なハイキングコースを作ることができます。
それこそ、保育園からお年寄りまでが心と体をリフレッシュし、体力を高め、仲間と集う楽しさを味わうことができる場へと変身します。しかも、広大な山々が広がっており、コースの長さや変化など、自由に選択して楽しむことができます。
またそこには、中世の山城が各所に点在します。まだ詳細は明らかになっていませんが、いくつもの山城が連なり、連携していたようにも見受けられます。
そんな史跡を自分で探しながらハイキングが楽しめる地域は、あまりないと思います。
注目に値する資源ですが、何もしなければ、活性化は望めません。
山の幸もあります。
富野の植物の種類は非常に多いといわれ、季節の山野草は、店頭で販売されているものよりも薫り高く味わい深いこと、猪やオオスズメバチなどの高級食材を捕獲するプロがいることなど、数え上げたらきりがありません。
これは、日本のどの場所へ行っても誇れることです。富野で獲れた猪肉を海の仲間と食べたとき、みんな我先に夢中になって食べました。
私は、自分の住む地域にこんな素晴らしいものがあることを本当にうれしく、誇りに思いました。故郷には、まだまだたくさんの宝物があるぞ!と。
地域の特徴を生かす工夫をして、収入を増やすことにつなげることができると思います。
関市には、すでに特産品を作り、特色を出している素晴らしい地域がたくさんあります。そして、それぞれの地域に、それぞれの特色が必ずあります。それらを地域で努力し、行政も精一杯支援して誇れる故郷にしたいのです。
そのことは、ここで生きていく私たちのエネルギーとなります。
関市の魅力に市外からの移住もあるでしょう。
地元の子供たちは、生まれ育った誇らしい地域が記憶に残り、ここに住み続ける。また、一度は故郷を出ても、本拠地を構えるために戻ってくることにつながります。